”遊び” と ”身体” の研究所

“こども”は遊びから学び、心身が育っていきます。また昨今、問題となっている高齢者の介護予防にも遊び要素はたくさん含まれてます。これから成長していく者、衰えを防止する者、遊びは身体を作ってくれます。そんな“遊び”と“身体”のことを根拠を用いて考えていこうと思います。中間層の興味のある健康分野も取り上げますので、時たま覗いていって下さいね。

生後7か月児の発達をチェックしてみよう!

生後6か月頃の発達からみられてくるのが、座るという行為です。

一般的に言う”お座り”とは、しばらく座っていられる状態のことを指し、時間は5分〜20分と一定の見解ではありません。

しかし、5分以上座れれば15分や20分座ることも負担としては大きく変わりません。そのため、5分を目安に座れると判断して良いでしょう。

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では、生後7か月児のチェックポイントを見ていきましょう。

①お座りができますか?

②手を伸ばして欲しいものをつかみますか?

③仰向けからうつ伏せへ、うつ伏せから仰向けへ寝返りますか?

④人見知りをしますか?

⑤脇を支えて立てらせると、足をついて体重を支えますか?

⑥何か欲しいものがあれば声を出しますか?

 

お座りは先ほど説明しましたが、これに付随して「ひとりで座っておもちゃで遊ぶ」かをチャックするものOK。というよりは、こちらの方がかなりレベルは高いものです。かなりの余裕がある状況と考えれます。

 

6か月頃から欲しいものを手に取る行動が見られてきますが、ここでもポイントは”欲しいもの”という点です。自らの意思で手に取るものを選ぶということは、少しずつ自我が芽生えている証拠です。そのため何か欲しい時は声に出して強調してくるようになります。この時期は好き勝手につかむため、食卓や机を荒らされる事も多いでしょう・・・怒らずに成長を微笑んで見守りましょうね。

 

寝返りに関しては、7か月になると原則としてほぼ完成形になっていますが、うつ伏せになっても戻れないこともあります。そうした場合は焦らなくて大丈夫です。心配せずに。動こうとする行動がみられるということは、必ず動作は獲得できます。少し足を介助してあげて協力するのもいいですね。そうするとコツを掴むことも早くなるでしょう。

 

さて、この時期でみられてくるのは人見知りです。おじいちゃん・おばあちゃん、少し辛い時もあるかもしれません。我が家は男の人がダメな時期があったなー・・・懐かしい。では、なぜ人見知りが始まるのか?それは6か月頃から母親を認識でき始めるため、母親と他の人を区別するためにします。ですので、人見知りが出るということは、まずは発達段階として順調に発達いしている証拠です。(パパ大丈夫!)

 

この時期には支えて立てらせると、少し体重を支えるようになります。6か月頃までは反射の関係で、足の裏を床につけるとつま先立ちのように逃げるようになっていました。ですが、この頃からいよいよ”歩き”に向けた準備が本格的になってきます。7か月頃からつま先立ちが徐々に減り、足に裏がつくようになってきます。ゆっくりと踵に体重が乗っていくかを見ておきましょう。

脇の下を持って支えているので、手は自由に動きます。しかし、手を握ったまま力を抜かず、内側へしまい込んでいく場合は少し筋肉の緊張が入りすぎのため、少し注意してみておきましょうね。

 

では。