”遊び” と ”身体” の研究所

“こども”は遊びから学び、心身が育っていきます。また昨今、問題となっている高齢者の介護予防にも遊び要素はたくさん含まれてます。これから成長していく者、衰えを防止する者、遊びは身体を作ってくれます。そんな“遊び”と“身体”のことを根拠を用いて考えていこうと思います。中間層の興味のある健康分野も取り上げますので、時たま覗いていって下さいね。

子どもの運動機能を高める方法。

◽️子どもに筋トレは不要!?

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子どもにスポーツをさせている方も多いのではないでしょうか。

当然、親としてはレベルの高いアスリートになって欲しい気持ちもあるでしょう。

そうすると、サッカーならサッカー選手、野球なら野球選手を見て目標とすることもあります。

しかし、そこで勘違いをされる方が時折います。

 

例えば、フィジカル面です。

フィジカルとは身体の強さのこと。いわゆる筋肉がしっかりしていることを指します。

確かに、成人競技ではフィジカルがしっかりしておけば安定性は上がり、相手にも負けないという面でかなりのプラスになります。

だから、子どものスポーツでも当たりに強くなって欲しい、運動時の安定感を出したということで幼少期から筋トレをさせてしまうことがあるのです。

 

これは、避けるべき点です!

 

◽️なぜ、子どもの筋トレは避けるべきなのか?

子どもは大人と違い、身体自体が未発達です

骨でさえ、子どもにはまだない骨さえあります。

そして、骨はどんどん成長していきます。そんな骨には全ての筋肉が付着しているのです。

そこで筋トレをガンガンするとどうでしょう?

当然、発達途中の骨にも負担がかかり正常の発達を妨げたりするかもしれません。

さらに、筋肉がしっかりする=柔軟性が低くなることも考えられます。

 

子どもは柔軟性が高いため、怪我もしにくく、様々な動きができるのです。

筋肉がつくがために、体が硬くなり、動きも固くなれば、怪我しやすい体になってしまうのです・・・

競技能力を高めようとして筋トレした結果・・・

競技能力は落ちてしまうのです・・・

 

◽️では、子どもの時にするべきことは?

これは一言でいえば、模倣=真似です。

一流選手の動きを真似させるのです。

子どもの体は柔軟性があり、技術向上にかなり向いている時期です。

そこで真似をさせることで、技術面を高める。

さらにいえば、真似をさせて、それをスマートフォンで撮りましょう。

自分がイメージしている動きと、実際の動きを比較させ、思い通りに動けているか確認させるのです。

少しずつ、自分のイメージする動きと実際の動きの差を小さくしていけば、思った通りに体が動く=競技能力の高い体に育つのです。

 

まずは筋力をつけるのではなく、模倣から始まり、自分の体を思ったように動かせる能力を身につけましょう。

それが運動機能を高める最高の方法です。

ぜひ、お手持ちのスマートフォンで撮影してみましょう。